効率や数字ばかりが求められる現代において、私たちは自分の身体さえも「管理対象」として扱ってしまいがちです。しかし、本来の健やかさは数値化できない「身体の調和」の中にあります。今回、港区高輪の静かな一角で、1300年以上の歴史を持つ伝統知恵が、現代の疲弊した身体をいかに解き放つかを体験してきました。
- 大宝律令から続く、日本独自の鍼灸の歩み
- 世界一細いとも言われる「日本の10号鍼」の技術
- 高輪「さすもん」柴田先生が読み解く身体のアンバランス
- 科学的メカニズムと体験から知る、鍼の本当の効果
大宝律令に刻まれた、日本鍼灸1300年の矜持
日本の鍼灸の歴史は、驚くほど古く、そして深く国家と結びついています。6世紀に中国から伝来した後、701年の「大宝律令」にはすでに「医疾令」として鍼治療が国家の医療制度に明記されていました。平安時代には「鍼博士」という専門職が存在し、宮廷の健康を支えてきたのです。
「診る」のではなく「見抜く」。高輪での対話
第一京浜の騒がしさを背に、泉岳寺の静謐な空気に触れながら歩く5分間。高輪のビジネス街が持つ独特の熱気が、一歩ごとに遠のいていくのを感じます。今回訪ねたのは、アパートの一室に構える「さすもん」。代表の柴田誠先生は、高名な鍼灸師であったお父様の背中を追い、この道を究め続けている方です。
驚いたのは、ヒアリングの直後でした。「まっすぐに立ってみてください」と言われ、服を着たままの私を一目見ただけで、先生は左肩の下がりと、前後の筋肉バランスの崩れを即座に指摘されました。触れる前に、私の身体が抱える「不協和音」を見抜かれたのです。
科学と伝統の交差点。なぜ一瞬でほどけるのか
施術台に座り、手の甲に鍼を打たれた瞬間、長年失われていた「肩甲骨が広がる感覚」が鮮やかに蘇りました。この驚くべき変化は、単なる「気のせい」ではありません。
- 1 生理学的アプローチ 鍼の刺激が「軸索反射」を引き起こし、局所の血流を劇的に改善。固まった筋膜をリリースします。
- 2 神経学的アプローチ 「ゲートコントロール理論」により脳への痛み信号を遮断。脳が「もう緊張しなくていい」と判断します。
痛みのない一筋の静寂。日本の極細鍼という魔法
鍼に対する恐怖心を払拭するのが、日本の「10号鍼(0.10mm)」という極細の技術です。髪の毛よりも細く、蚊に刺されるよりも感覚が乏しいこの鍼は、職人技術の結晶。さすもんではすべて使い捨て(ディスポーザブル)を使用しており、安全性も万全です。
- 痛み:日本伝統の管鍼法と極細鍼により、刺入時の痛みはほぼありません。
- 衛生:完全使い捨てのステンレス鍼を使用しています。
- 反応:施術後にだるさを感じる「好転反応」は、身体が整い始めたサインです。
店舗情報:クイック鍼灸院 さすもん
- アクセス 東京都港区高輪2丁目14-9 三愛ビル梅館 303号室 (泉岳寺駅から徒歩5分)
- 営業時間・定休日 10:00~20:00 定休日:木曜日(月・火・水・金・土・日 営業)
学校現場で「いただきます」を廃止しようという意見を言う人がいるようです。本当に傲慢な人間が増えたのだなと感じます。 自然や命に感謝できなくなった人は「動物」と同じ だと思います。人間らしく「食べること」と「生きること」の意味をもう一度確認する記事です。
あなたは人生の手触りを大切にしていますか?
































