- 現代人が「休んでいるつもり」で脳を疲弊させている理由
- 脳のエネルギーの75%を司る「デフォルト・モード・ネットワーク」の正体
- 「ダラダラ」と「のんびり」の決定的な違い
- 脳のパフォーマンスを劇的に変える「夜の過ごし方」の提案
脳にも様々な状態がある
信じられないような数字ですが、1日の脳の消費エネルギーを状態ごとの3つの状態に分類すると、「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる状態にある時には約75%、集中して作業をしているときには5%、残りの約20%は脳細胞のメンテナンスに消費されているそうです。
自分ではただぼんやりしているつもりですが、脳の中では状況確認をしたり、次の活動へ向けて準備を整えたり、膨大な量の情報から本当に必要なことをふるいにかけたりと、情報の整理作業が頻繁に行われています。だからこの「デフォルト・モード・ネットワーク」の時間を取り入れることで、仕事や勉強中の脳のパフォーマンスを維持できることに繋がります。
スマートフォンに触れたりテレビをつけると、私たちの脳は快楽物質であるドーパミンを分泌し、それを快楽に感じてしまいます。安易な快楽に甘んじるよりも、目的を達成する喜びを快楽として感じられる生活とは何かを考える必要があります。
暇な状態の価値に気づくこと
現代人の生活は、あらゆる時間が消費行動に繋がるようにプログラムされているようなものです。現代人は暇という漢字を「ひま」と読みますが、この字は「いとま」とも読みます。
2023年の調査では、日本人の約80%が「疲れている」と回答しました。それは肉体的な疲労以上に、脳が整理整頓されない情報で溢れかえっている状態を指しているのではないでしょうか。
脳のパフォーマンスを最適化するために
ただ考えているだけでは、インキュベーション(アイディアの孵化)には辿り着けません。散歩中やシャワーを浴びている時に突然アイディアが生まれるのは、脳がDMNに入り、情報が繋がり始めた証拠です。
「ダラダラすること」と「のんびりとすること」の違い
ここで一つ、言葉のあやの話ですが、「ダラダラすること」と「のんびりとすること」は違うのだということを明確に理解する必要があります。ダラダラとした生活は、睡眠や休息の質を下げ、脳内に活性酸素を発生させる原因にもなります。
- まずは「のんびり」した時間を過ごす(スマホ厳禁)
- 「暇だな」と感じるまで、本を読んだり湯船に浸かる
- その後に、本当にやりたい勉強や作業に取り掛かる
- あるいは、早めに寝て早朝の澄んだ脳で作業をする
自分の習慣を変えるのは難しいものですが、脳という臓器を「調律」する感覚で、日々の生活にこの「空白」を取り入れてみてください。
「何もしない」という名の、最も贅沢でクリエイティブな時間かもしれません。
” あなたは人生の手触りを大切にしていますか? “






























